夫が働いていた工場が閉鎖し、その夫と死別した女性が、家と所有物を処分してバンを購入して、長年暮らしてきたコミュニティを後にする。フランシス・マクド-マンド演じる主人公のファーンが目指すのは、Amazonの配送センタ-。年末商戦の繁忙期の間は、Amazonが借り上げたRVパークで生活することができるけど、契約期間が終われば、次の停車場所と職を見つけなければならない・・・・・。(パンフレットより)

「ノマドランド」が高く評価されるのは、今、アメリカ社会が、声なき声に耳を傾けようとしているからに他ならない。パンデミックという危機により、富が一部に偏り、世界一豊かなはずのアメリカ各地に新たなテント村が次々に生まれ、RVパークは、車で生活する人でいっぱいになっている。何かがおかしい、間違っている・・・・・ようやくでき始めたコンセンサスが「ノマドランド」と共鳴している。(パンフレットより)

この映画は、不思議と寂しさや孤独感は伝わってこない。ひとりで生きていく豊かさを感じる。
ヨガの先生から「ひとは社会にいる時、すべて意識が外に向かって悩み苦しんでいる。ヨガの時間は自分の内側一つひとつに意識を向けましょう」と言葉がありました・・・・・同じような心の状態のような気がします………。
社会から無視されてきた「ノマド」を内側からつづったノンフィクション作品
「ノマド 漂流する高齢労働者たち」 (著/ジェシカ・ブルーダー)の映画化。
心に残るおすすめ映画です🙋🏻♂️
主演 フランシス・マクド-マンド
監督 クロエ・ジャオ
T.OMO 210911
連空間デザイン研究所・游建築設計事務所・はじめギャラリーの社長のブログ