
3階建ての建築は、1階が病院、2階がセミナー室と院長先生の趣味の茶室二間と庭、3階がご自宅という構成になっています。
この日は、茶室をつくってくださる甘木の数寄屋大工の棟梁の仕事場に、仮組されている茶室の見学に行ってきました。

八畳の広間、四畳半の小間と水屋があります。
先生もここまで出来ているとは思わず驚いていらっしゃいました。
あとはバラして現場に持ち込み組み立て直して左官などが入ります。
なんでも、京都の家元表千家の茶室もつくられたことのある大工さんだそうです。
すごいですね。棟梁には材料のことから空間構成などなど教えていただきました。

仕事場がある場所の回りには、棟梁のご自宅や奥様がなさっている小料理屋の建物、茶室の小間広間、趣味の弓道場などが手入れの行き届いた庭の中にあります。

本物を知り、我流に走らず、基本を学ぶことを教えていただきました。
設計 齋藤