今年も8月6日に行われた、健軍神社参道の夏越し灯路まつりに
竹を使ったオブジェのデザインで参加させていただきました。
今年でデザイン担当も三回目となりました。毎回、お祭りに来られる方々に
喜んでもらえる様に頭をひねっています。
今回はその制作風景をご紹介しようと思います。
いつもお世話になっている益城竹材さんへ祭りの前日に制作の立会いに
行ってきました。(青竹はすぐに色がくすんでしまうので、ぎりぎりまで
加工するのを待ちます。)
これが今回使った加工前の竹です。

それを根元の方は残して、先の方だけ機械に通すと、
こんな感じで、まるでところてんの様に押し出されます。

何回かバランスを考えながら、イメージに近づく様に大きさを見ます。

なんとかイメージ通りの物が出来て、当日の参道での組立て風景です。
最初は竹で作った波を表現しようと思っていましたが、あんまり先が
広がりすぎたので、急遽先端部分を足元に結んで丸まった形に変更しました。
これが逆におもしろい効果をあげて、造形的にもいい感じになりました。

今回は照明メーカーの遠藤照明さんにご協力いただいて、
ロウソクの明かりをやめて初のライトアップを試みました。
写真では分りずらいですが、参道の大杉にも光が届き、去年までとは
違ったスケールのオブジェが完成しました。
(遠藤照明の前田さん、河野さん、ありがとうございました。)

今回オブジェの横にうちのブースを設置させてもらって会社の
アピールなぞもさせていただきました。今迄おせわになっている
お客様たちも大勢お祭りを観にいらっしゃってました。

毎年、毎年、苦労はあるけど、なかなかこういった地域の大きなまつりに
参加できる機会はないし、なによりオブジェの前で驚いてくれたり、記念写真を
撮っていかれるお客さんを見て、また来年も頑張ってみるかと思ってしまうのでした。
最後に益城竹材さんから帰る時に気付いたんですが、去年作ったレンコン形のオブジェが
看板がわりに役目を終えて里帰りしていました。
なんだかすすけてしまって、くたびれた様に見えて、おもわずご苦労様でしたと
声をかけてみました。

FUNATSU