
これは何でしょう?
答えは、たんなる建具の「枠」。
たんなる枠ですが、これが連空間デザイン研究所の秘密、こだわり、手間、技術、ディテールなんです。

大きな部材から複雑な形に切り出します。
この建具枠を現場に墨を打って測って切って削って留めて、立ちを見て(垂直に揃えること)固定します。

こっちはキッチン横の出窓の部材です。
これも大工さんが墨を打って刻みます。
造作材はすべて化粧ものなので、大工さんの技術がそのまま仕上に関わります。

複雑な仕口は10年、20年先を見越した納まりです。
木材の反りや収縮、それぞれの癖を見極めながら刻みます。
かっこいいですねぇ


最近の住宅では工期短縮、技術不足のためなどによって既製品ばかりを使って手間を惜しむようになってきているそうですが、私たちは一軒ごとにディテールを考え、デザインを考え、色んな職人さんたちと一緒になって家づくりをしています。 saito