こんにちは、よしみです。
昨日は、ルイス・ポールセンのライティングセミナーをはじめギャラリーで開催しました。

みなさん、名前は知らなくとも下の写真のPH5やアーティチョークという照明は、
雑誌やどこかのお店などでご覧になられたことがあるのではないかと思います。

ルイス・ポールセンはデンマークの照明器具の会社で、日本でも広く親しまれています。

夕方の6時半からのスタートで、
外が暗くなるにつれ、ギャラリーはあたたかなオレンジの明りに包まれました。

デンマークの風土のお話や、
PHランプをデザインしたポール・ヘニングセンの話、
北欧の色のことや、
ランプの配置の仕方、
デンマークのルイス・ポールセンのスタッフのお家の写真をたくさん見せていただきました。
インテリアが大好きなデンマークの人たちのお部屋は、とってもおしゃれで、
頻繁に模様替えもするのだそうです(^^)

デンマークでは、壁は外の光を取り込むための装置という考え方があって、
白くマットな質感が基本です。
その質感が柔らかな光を生み出しているのだそうです。
ビニールクロスなんて、もってのほか、デンマークにはないそうです。
年に1度のペンキ塗りが奥さんの仕事、
屋根のやり替えがご主人の仕事なのだそうです(^^)
自分たちでそうやって手を入れていくと愛着もわいてきますよね。
ギャラリーの壁は塗装なので、ランプの明かりが映えます。

これはコラージュというランプ。
木漏れ日をイメージした照明で、見る角度によってはきらきら光が漏れてきていました。
その斜め右下に見えるのが、PH5。
光が斜めに当たって斜めに落ちるよう、精巧に計算されてつくられた、あの形なのです。
PH5、初めは住宅用ではなく、
テニスコートや学校などの大きな施設で使われていたのだと聞いてびっくりしました。
写真のなかには、ボクシング会場にPH5がだーっと並んでいるのもあり、
住宅用と思っていたので、合成写真のようでした!
施設で使われていたため、大きいものは最大で直径が85cmもあったそうです。
大きいですね~!!
面白かったのが、明るさの実験で、
シェードをかぶせないで明るさを測ったときは23lx(ルクス:照度の単位で明るさを示す)で、
でも、光源がみえているので、とてもまぶしいです。
反対に、シェードをかぶせて測ったときは400lxにまで明るくなって、
でもまぶしくないという。
まぶしいのに暗い、まぶしくないのに明るい。
なんだか不思議な感じがしませんか?

明りのグラデーションが綺麗です。

終わるころには、ほしくてたまらない!という物欲に駆られてしまいました・・・。
とても興味深く、素敵なセミナーで、また機会があればお聞きしたいです(^^)
講師の高橋さん、ありがとうございました。
おまけ。
緯度が高いデンマークには夕暮れのたそがれ時が3時間ぐらい続くそうです。
空のブルーがとってもきれいで、みんな大好き。
ロマンティックです。
― ルイス・ポールセンについて ―
1874年にデンマークで設立され、1920年代半ばより、気鋭のデザイナーで建築家でもあった
ポール・ヘニングセンとの協力関係を築き、照明器具の開発を開始したことが社の発展の基
礎となりました。デザインのためのデザインではなく、あくまでも良質な光を生むための
「機能的で美しいデザイン」。グレアを抑え、光の反射や拡散をコントロールすることで、
建築やランドスケープを理想的に見せ、空間の美しさをひきたてるようなデザインこそが、
ルイスポールセンのデザイン・コンセプトです。